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オーバーロード 4巻 感想
あらすじ
平和な蜥蝪人の集落に、無慈悲な死の軍勢が迫る。
種族を守るため、愛する雌と生きるため、立ち上がる蜥蝪人。
一方、アインズの「実験」のため、出撃するアンデッドの大軍。
不死者の王の命を受け、向かう指揮官はナザリック第五階層守護者である凍河の支配者、コキュートス。
忠実なる彼の作戦とは。
弱肉強食の容赦なき世界を目撃せよ。
※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。
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著者 丸山くがね(まるやま くがね) イラストレーター so-bin
感想
今巻の主役はアインズらナザリック陣営ではなく、その標的となった蜥蜴人(リザードマン)たちでした。
「弱肉強食」という言葉で表すのであれば”弱者”側である蜥蜴人。
しかし、そんな彼らの奮闘はこれまで以上に熱い展開を見せてくれました。
ある日、突然降りかかってきた謎の使者からの宣戦布告、それは蜥蜴族最強の実力者であるザリュースをしてただ事ではないと言わしめるものでした。
戦う、逃げる、「第四階位魔法」以上の魔法を扱う術者の存在に戸惑う蜥蜴人たちでしたが、そんな中でザリュースが提案したのは”他の部族と同盟を結ぶこと”で。
同じ蜥蜴人とはいえ、五つに分かれた部族が争ってきたのは日に新しいことではありましたが、事は一刻を争う状況であり、やがて方針が決まることになり・・・。
まず、今巻の主人公である蜥蜴人・ザリュース・シャシャについて
――無事に帰って来るさ。待っていてくれ、兄者――
「外の世界」から様々な知識を取り入れたり、蜥蜴人たちの間で伝わる強者の証である武器・フロスト・ペインを所有していることなどから多くの蜥蜴人に一目置かれるザリュース。
そんな彼が蜥蜴人という種族に訪れた危機に対抗するべく立ち上がったことがすべての始まりで・・・。
いや、もう”主人公”過ぎて驚きましたね。
勝ち目の薄い戦いと思いながらも諦めることなく、交渉が困難とされる二つの部族に自ら赴き、言葉や力を示していく中で見せる「ザリュース」という人物は魅力的に感じました・・・。
また、今回の”敵”であるコキュートスに称賛を贈らせるほどの「戦士」としての資質には「可能性」すら見えるほどで。
大切な”家族”である多頭水蛇(ヒュドラ)・ロロロ
”朱の瞳”族族長代理にして「ザリュースの惚れたメス」、クルシュ・ルールー
強者との戦いを望むザリュースの戦友”竜牙”族族長・ゼンベル・ググー
激しい戦いの中で支え合う彼らとの死力を尽くした共闘は、やがて誰もが予想していなかった結果へと繋がって・・・。
そんな一方でザリュースとクルシュの恋の物語も良かったです。
一目惚れしたザリュースと「ちょろい」クルシュの誰が見ても分かるような「やり取り」はなんだか微笑ましくもあって・・・。
ただ、後半はなんかおかしな方向に進んだりもしていましたが・・・。
うん、彼ら蜥蜴人の貴重な日常を感じました。
そして、今回”敵”であったナザリックサイド。
メインは指揮官を任された第五階層守護者のコキュートスでしたが、その裏では様々な思惑が飛び交っていて・・・。
”戦いにすらならない”と表現してもおかしくない戦力差でしたが、その裏にはアインズが課した「テーマ」が潜んでいました。
そして、それは「成長の可能性」に繋がるもので・・・。
”レベル100”という「限界」を感じていたアインズでしたが、それでもまだ伸び代があるのではないか、という「可能性」の模索を始め、そして今回の件でその片鱗を見出すことが出来ました。
前回のシャルティアの一件から学ぶことが多かったようで、また「良き主」となるため務めていく姿に守護者たちの信頼度も上がっていくばかりで。
・・・いや、上がり過ぎな気もしますが・・・。
失態の「罰」を受けたシャルティアは興奮してるし、それを見たアルベドは暴走するし、デミウルゴスは深読みしすぎて意味不明なレベルでアインズを持ち上げるし・・・なんか相変わらずすごいな・・・。(笑)
またそんな物語の傍らで、前回の「顛末」が明かされました。
登場したのは名前だけ出てきていた「漆黒聖典」の隊長と”番外次席”の二人。
そもそもシャルティアと遭遇したことは彼らにとっても予想外の出来事だったようで・・・「被害」も大きいみたいですしね。
ただ、その事態が”番外次席”を動かすきっかけになりそうで・・・シャルティアと同格のように称される彼女と「功績者のモモン」が遭遇した時、はたして何が起こるのでしょうか・・・。
そして、”番外次席”の強さとはどれほどのものなのか、気になりますね。
さて、今回の件で各々が得たものとははたしてどれほどのものだったのでしょうか?
それは有能な駒なのか、様々な「可能性」なのか、それとも他の何かなのか・・・ただ、少なくともコキュートスという一人の武人にとって大きなものであることに間違いはないでしょう。
彼らが次回どんな動きを見せてくれるのか、楽しみですね。



平和な蜥蝪人の集落に、無慈悲な死の軍勢が迫る。
種族を守るため、愛する雌と生きるため、立ち上がる蜥蝪人。
一方、アインズの「実験」のため、出撃するアンデッドの大軍。
不死者の王の命を受け、向かう指揮官はナザリック第五階層守護者である凍河の支配者、コキュートス。
忠実なる彼の作戦とは。
弱肉強食の容赦なき世界を目撃せよ。
※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。
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著者 丸山くがね(まるやま くがね) イラストレーター so-bin
感想
今巻の主役はアインズらナザリック陣営ではなく、その標的となった蜥蜴人(リザードマン)たちでした。
「弱肉強食」という言葉で表すのであれば”弱者”側である蜥蜴人。
しかし、そんな彼らの奮闘はこれまで以上に熱い展開を見せてくれました。
ある日、突然降りかかってきた謎の使者からの宣戦布告、それは蜥蜴族最強の実力者であるザリュースをしてただ事ではないと言わしめるものでした。
戦う、逃げる、「第四階位魔法」以上の魔法を扱う術者の存在に戸惑う蜥蜴人たちでしたが、そんな中でザリュースが提案したのは”他の部族と同盟を結ぶこと”で。
同じ蜥蜴人とはいえ、五つに分かれた部族が争ってきたのは日に新しいことではありましたが、事は一刻を争う状況であり、やがて方針が決まることになり・・・。
まず、今巻の主人公である蜥蜴人・ザリュース・シャシャについて
――無事に帰って来るさ。待っていてくれ、兄者――
「外の世界」から様々な知識を取り入れたり、蜥蜴人たちの間で伝わる強者の証である武器・フロスト・ペインを所有していることなどから多くの蜥蜴人に一目置かれるザリュース。
そんな彼が蜥蜴人という種族に訪れた危機に対抗するべく立ち上がったことがすべての始まりで・・・。
いや、もう”主人公”過ぎて驚きましたね。
勝ち目の薄い戦いと思いながらも諦めることなく、交渉が困難とされる二つの部族に自ら赴き、言葉や力を示していく中で見せる「ザリュース」という人物は魅力的に感じました・・・。
また、今回の”敵”であるコキュートスに称賛を贈らせるほどの「戦士」としての資質には「可能性」すら見えるほどで。
大切な”家族”である多頭水蛇(ヒュドラ)・ロロロ
”朱の瞳”族族長代理にして「ザリュースの惚れたメス」、クルシュ・ルールー
強者との戦いを望むザリュースの戦友”竜牙”族族長・ゼンベル・ググー
激しい戦いの中で支え合う彼らとの死力を尽くした共闘は、やがて誰もが予想していなかった結果へと繋がって・・・。
そんな一方でザリュースとクルシュの恋の物語も良かったです。
一目惚れしたザリュースと「ちょろい」クルシュの誰が見ても分かるような「やり取り」はなんだか微笑ましくもあって・・・。
ただ、後半はなんかおかしな方向に進んだりもしていましたが・・・。
うん、彼ら蜥蜴人の貴重な日常を感じました。
そして、今回”敵”であったナザリックサイド。
メインは指揮官を任された第五階層守護者のコキュートスでしたが、その裏では様々な思惑が飛び交っていて・・・。
”戦いにすらならない”と表現してもおかしくない戦力差でしたが、その裏にはアインズが課した「テーマ」が潜んでいました。
そして、それは「成長の可能性」に繋がるもので・・・。
”レベル100”という「限界」を感じていたアインズでしたが、それでもまだ伸び代があるのではないか、という「可能性」の模索を始め、そして今回の件でその片鱗を見出すことが出来ました。
前回のシャルティアの一件から学ぶことが多かったようで、また「良き主」となるため務めていく姿に守護者たちの信頼度も上がっていくばかりで。
・・・いや、上がり過ぎな気もしますが・・・。
失態の「罰」を受けたシャルティアは興奮してるし、それを見たアルベドは暴走するし、デミウルゴスは深読みしすぎて意味不明なレベルでアインズを持ち上げるし・・・なんか相変わらずすごいな・・・。(笑)
またそんな物語の傍らで、前回の「顛末」が明かされました。
登場したのは名前だけ出てきていた「漆黒聖典」の隊長と”番外次席”の二人。
そもそもシャルティアと遭遇したことは彼らにとっても予想外の出来事だったようで・・・「被害」も大きいみたいですしね。
ただ、その事態が”番外次席”を動かすきっかけになりそうで・・・シャルティアと同格のように称される彼女と「功績者のモモン」が遭遇した時、はたして何が起こるのでしょうか・・・。
そして、”番外次席”の強さとはどれほどのものなのか、気になりますね。
さて、今回の件で各々が得たものとははたしてどれほどのものだったのでしょうか?
それは有能な駒なのか、様々な「可能性」なのか、それとも他の何かなのか・・・ただ、少なくともコキュートスという一人の武人にとって大きなものであることに間違いはないでしょう。
彼らが次回どんな動きを見せてくれるのか、楽しみですね。
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