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ヘヴィーオブジェクト 10巻 外なる神 感想

あらすじ

「・・・狂ってる」
ギガントハスラー。
それは四つの世界的勢力が各々自慢のオブジェクトを持ち込み、総勢八機入り乱れて行う巨大な合同軍事演習。
もちろん演習なんて名ばかりで、実際は本物の殺し合いだ。
オブジェクト八機のバトルロイヤルを前に、お姫さまことミリンダ=ブランティーニは額に手を当てて、もう一度呟く。
「まったくかんぺきに狂ってる」
一方のクウェンサーは、完全にぶんむくれたお姫様の機嫌を取り戻せと使命を帯びる。
失敗はオブジェクトの支援中断を意味するぞ!
新型兵器の見本市へ決死のデートに挑む彼の運命はいかに。
そして前人未踏のお祭り騒ぎの裏側では、「邪神の名」を冠する男が蠢いているらしく・・・。
近未来アクション!


※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。

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著者 鎌池和馬(かまち かずま)  イラストレーター 凪良(なぎりょう)

感想

凄腕のホワイトハッカーや、反体制勢力の「工場長」、そして「邪神」の名を冠する諜報員
総勢八機が入り乱れるオブジェクトによるバトルロワイヤルもさることながら、その裏でうごめく彼らの行動がやがて”人類絶滅”の危機にまで発展することになり・・・。

そうですね、当初期待していたのは”バトルロワイヤル”でしたが、それ以上に”人”という「テーマ」にすべて持っていかれましたね・・・。

まず、その”バトルロワイヤル”について
今巻でのとある事情により開かれることになったオブジェクト八機による『多国籍合同軍事演習・ギガントハスラー』
世界が注目し、同時に「クリーンな戦争」を意識させた娯楽の一環という印象を与える”イベント”なのですが、その実普段と何ら変わることのない”戦争”なわけで・・・。

まぁ、”実態”を知っていれば予想できそうなものですが、「寸止め」などあるわけもなく、「お姫様」「おほほ」らは普段通りの、ただ少し変わった状況の”戦争”でしかなくて・・・。
一方で、クウェンサーらも”戦場”に出向くことになるのですが、何しろ相手は七機ものオブジェクトなんですよね。
まぁ、それでも彼らならではの行動が戦況を大きく左右していくわけですが・・・。

相変わらずの「お姫様」「おほほ」の”争奪戦”もいつものことのように感じながらも、特に印象的だったのはその「顛末」でした。
クウェンサーらの援護もあり戦局を乗り越えていく「お姫様」でしたが、しかしそれがきっかけとなり「おほほ」がとんでもない行動に出てしまい・・・。

ここね、”凶悪なスイッチ”と称されていましたが・・・本当に大丈夫なんでしょうか。
今巻における後半の展開にしてもそうですが、着実に「蝕んでいる」気がします・・・。

一方で、”人”について

本名不明、正体不明のホワイトハッカー、ヨグ・ソトース
――こんなはずじゃなかった――

反体制勢力のコピー兵器工場を束ねる工場長、ニュースメーカー
――既存の五つに囚われぬ第六の枠を提示する事で、彼らに明日への道を切り開くぞ!!――

今回敵対することとなった彼らの目的は「第六の軍隊」を生み出す事なのでした。
ただ、かなり危険な思想でしたね・・・いや、でも実際に”ない”とは言えない気もしますが・・・。

陸、海、空、海兵隊、宇宙またはサイバー攻撃、をまとめ「五つの軍隊」と称しており、つまりはもう一つ加えようとするのが彼らの狙いだったのですが、それは”人間の内的宇宙を徹底的に破壊する心理戦専門部隊”と定義していました。
こうしてみるとピンと来ないかもしれないのですが、実際彼らが行った”実演”は、「オブジェクトに有人ミサイルを撃ち込む」という、非情に危険な”自殺行為”に他ならないもので・・・。

うん、間違いなく効果は抜群なんですよね・・・。
例えば、「お姫様」は「クリーンな戦争」の内でなら”殺し”を納得できるのですが、”理解できない殺し”の前では精神が乱れてしまい、事実上の戦闘不能に追い込まれてしまい、さらにはこの”状況”を世界に伝えることで他の”エリート”たちに対する精神攻撃として確立しようというのが大きな目的なわけで。
それはつまり「命を顧みない特攻部隊」が増えること、そしてその先で待つのは”死ぬための戦争”の開戦を意味していました。

そんな、これだけでも十分な大事なのに、さらにもう一つの事件も発生してしまい・・・。

「邪神」の名を冠する謎の諜報員、ニャルラトホテプ
――ウェルカムトゥザホーム。ようこそ、地獄と化したソベラニア方面へ――

「資本企業」の重鎮、「正統王国」で言えば”王族クラスのVIP”とも称される人物を誘拐したニャルラトホテプ
その事件は、幾つかの”状況”が重なったことでその安否によっては”本物の戦争”すら起きかねない規模にまで発展するも、やがて事態は最悪の展開を見せることになり・・・。

あくまで彼の目的は「個人への復讐」だったため、それを果たした後に敵対することはなくなったのですが、しかし確かに「人類絶滅」へのトリガーを引いてしまったわけで・・・。

個人としては、実に人間臭い彼のことをそれほど嫌いにはなれないのですが、クウェンサーら作中の人物からすれば当然許せる人物ではないんですよね。
ただ、そんな中で”これから”について意見が割れることになりました。
そして起きたのは、まさかのクウェンサーの”離反”で・・・。

これまで軍に背いたり、ヘイヴィアと対立することはありましたが、自分の考えを貫き通すためついに”一線”を越えてしまったクウェンサー
不本意ながらもニャルラトホテプを守りながら戦場を駆け抜けていくことになるのですが、そこにはベイビーマグナムを含むオブジェクトたちがひしめいており・・・。

いや、ついにやっちゃいましたね・・・。
新しい武器である接着爆弾投射機・ウォーハンマーを手に進んでいく姿には頼もしさを感じますが、ただ、本当に”離反”という重大さを理解しきれているのかという不安感もぬぐえなくて・・・。
しかし、それでも「自分の選択に従っただけ」という、とても彼らしい行動理由には本当に呆れてしまうというか・・・まぁそれでこそクウェンサーですかね。

そして、そんな彼が紡いだ”世界”と”一人の男”の結末・・・その行く末は予想を超えるものでした。

あとがきでも触れていましたが、物語の中で”心”というテーマを確かに感じることになりました
同時に、すべての根底には”人”がいるという点も強く印象つけられましたが、その一方でこの世界の行く末も気になります。
今回の事件はどれも確かな爪痕を遺しているように感じるのですが・・・そこら辺はどうなんでしょうか。
また、クウェンサーの今後も気になりますが・・・次回はどんな感じで始まるのかな?
基本的に巻ごとの繋がりはないようですが、そんな簡単に解決できる問題でもない気が・・・。

と、まぁその辺りでしょうか。
ちゃっかり発したクウェンサーの「告白」にも着目しつつ、次回に続きます。

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