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ゼロの使い魔 10巻 イーヴァルディの勇者 感想

あらすじ

才人は使い魔として異世界ハルケギニアに『召喚』されてしまった高校生。
トリステインとアルビオンの戦いの後、ご主人さまであるルイズとともに学院に戻った彼は、女王アンリエッタから騎士に任命される。
誰かに必要とされることで、才人は次第に「こっちの世界でみんなの力になりたい」という思いを強くしていく。
ルイズは、態度こそ今までどおりに邪険にしながらも、「サイトが一番幸せになる方法」を考え始めるが、
敬愛するアンリエッタまでが才人を英雄視していることで、自分が才人に好かれているという自信が持てないでいた。
一方、タバサは母を救い出そうと、単身母国ガリアへと向かい――。
大人気の異世界使い魔ファンタジー、第10弾!


※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。

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著者 ヤマグチノボル  イラストレーター 兎塚エイジ(うさつか えいじ)
感想

舞踏会で目撃した才人とアンリエッタのキスを忘れることが出来ないルイズ。
当の本人たちもまた、それぞれの感情を持て余していた。
そんな中、人質に取られた母親を救出すべく、母国であるガリア王国からの呼び出しに単身で応じるタバサ。
彼女は向かった先で、誰もが恐れるエルフの男と対峙することとなる。



さて、今回は『勇者』がテーマの話となりました。
作者のあとがきも大変興味深い話となっていたのですが、それは後に語るとして・・・。


まずはガリア王国での”邂逅”より。

任務の失敗、および反逆罪の罪に問われ、母親の身柄を拘束されたタバサ
その事態を解決すべく単身で母国へと乗り込み、更なる成長を遂げたその力で尖兵を次々と撃退していきます。
しかし、その先で待っていたのは一人のエルフの男
人よりも巧みに魔法を操るとする彼の前に、タバサは最上級魔法を放つのですが・・・。

ガリア王国に手を貸すエルフの男、ビダーシャル
――ああ。我の要求は、抵抗しないで欲しい、ということだ――
世界でも有数の実力者とされるタバサをして対峙したくないとされる種族、エルフ
事実、彼女の魔法をなんなくいなし、勝負する事すら叶わない実力差を見せつけました。

人の魔法が『人の意思』ならばエルフの魔法は『自然の力』と称され、その例えに相応しい光景が繰り広げられることとなります。
また、彼自身の特有の魔法、『反射』により誰しもの魔法、さらには才人の剣戟ですら通じる事はありませんでした。

一方でビダーシャルが語るエルフたちの”意思”。
人とエルフではとある事象に対する認識にズレがあるようで、その事に対しとある要請をすべくガリア王国に手を貸す事となりました。
四人の担い手と使い魔たちを恐れるエルフたち。
しかし、彼が要請した人物もまた、”虚無”の使い手だったことに、気が付いているのかいないのか・・・。


ガリア王国の”無能王”、ジョゼフ
――おれは世界を慰み者にして、蔑んでやる――
魔法の才に乏しく、政治を顧みないで、戦争を遊びと称する。
亡き弟が優秀だっただけに、決して王の器ではないと国内外から”無能王”と蔑まれるガリア王国の王、ジョゼフ
しかし、その内側は狂気に満ち、目的のためであれば犠牲すら厭わない姿勢が見られました。

ルイズティファニアと並び”虚無”の使い手であり、また使い魔シェフィールドと共に暗躍を続けてきた彼が、ついにその動向を明かしました。
タバサを捕え、ビダーシャルさえも手玉に取る、そんな切れ者としての一面も遺憾なく見せつけ、その存在感を大きなものとします。
ただ、そんな彼の原動力が亡き弟への”復讐”というのだから、いやはや・・・。


一方、タバサに訪れた危機を才人たちに伝える者がいました。

タバサの妹を名乗る少女、イルククゥ
――お姉さまを助けてなのね!――
失踪したタバサを気に掛けていた才人たちのもとに突如として現れ、一部始終の出来事を伝えるイルルクゥ
最初は半信半疑な様子の才人たちも、やがてそれが真実だと悟るとアンリエッタ女王タバサ救出の要請をすることとなります。


登場時こそ謎に包まれたイルルクゥですが、その正体はなんと魔法の姿で人間の姿になったタバサの使い魔の風竜、シルフィードでした。
これまで幾度となく主人と共に才人たちの手助けをしてくれた風竜、シルフィード
実は絶滅したと伝えられる伝説の古代種・『韻竜』であり、エルフ同様の魔法や、人語を話すなど、他のドラゴンとは一線を期す存在であることが明かされました。
高い知能を有し、主であるタバサを想う、そんな彼女が今回才人たちに助けを求めることになります。


しかし、事はそう単純なことではありませんでした。
それこそ国際問題に発展しかねない状況下の中、才人ルイズは大きな決断をすることとなります。
それは、トリステインに迷惑を掛けまいと、私たちは関係なき者たちだと示すべく”貴族”を返還する事でした。


この場面、本当に格好良かったですよね・・・。
才人にはその素直に生きる真っ直ぐさを、ルイズには形にこだわることの無い”貴族”としての在り方や成長を。
二人が見せる”本当に大切なもの”に対する姿勢には、本当、どれだけ胸を打たれた事か・・・。

やがてガリア王国に乗り込むことになる一同。
才人ルイズキュルケギーシュマリコルヌモンモラシーコルベール、そしてイルルクゥを合わせた精鋭八名。
そんな、危険を伴いながらもガリア王国へと向かう彼らのエピソードもまた、なんだか心に残りました。


お返しします。短い間だったけど・・・・・・、お世話になりました

わたしの貴族としての魂の在り処は、そこにあると存じます


”貴族”という地位を捨ててまで自分の筋を貫き通す才人ルイズ


まあなんだ、ぼくは隊長なんだから、副隊長につき合うのも仕事のうちなんだろう

戦争にも行ってみたけど、僕は震えてただけだった。だから、勇気が欲しいのさ



根っからの貴族でありながら”違反”に異を唱えなかったギーシュマリコルヌ


嫌ってるんじゃなくて、”認めてる”のよ。可能性があるのは、あなたの”伝説”だけよ

いがみ合う仇敵同士でありながらルイズとの新たな関係を垣間見せたキュルケ


治療する人が必要でしょ

教師が生徒を助ける。まったくもって当然じゃないか


争いが嫌いだけど力になりたいとするモンモラシーと当たり前のように味方でいてくれるコルベール


また、様々な問題から手を出せないと結論を出した才人ギーシュを筆頭とする学院生徒による近衛騎士団、『水精霊騎士隊』
事が大きすぎると諦めの様子を見せていた彼らですが、その実、才人たちを助けるべく、陰からの支援に回ってくれたりと、ほんの小さな、しかし確かな成果を挙げました。

これが、彼らの”始まり”なのかもしれないですね・・・。


そして始まるタバサ救出作戦。

トリステインの追っ手、アニエス率いる銃士隊
幽閉した城を警護するガリア王国兵の軍勢


強力な敵に対し、それぞれが活躍を見せ窮地を切り抜けていく才人たち
しかるべく最後に対峙するのは最高峰の魔法使いですら相手にならなかったエルフの守り手
魔法、剣、いずれも通じず劣勢に立たされる中、奇跡を起こすのは大きな可能性を示した”伝説”の魔法。
そして、優しい時間を夢見た少女に、『勇者』はその手を伸ばす・・・。



今作では珍しく、全編を通してのタバサ救出劇となった今回の話。
そんな話の傍らでは、ルイズの”懸念”が広がっていました。

それはシエスタの抱いていた疑問。
才人は使い魔だからルイズの事が好きなのではないだろうか。
他の使い魔が主人を慕うように、才人もまた主人であるルイズに同様の感情を抱いているのではないだろうか。
その疑念はルイズの心を不安にさせるのに時間を要しませんでした。

伴い、冒頭に述べた”作者のあとがき”について。
”物語の外側”であるそこには、作者の”勇者”に関しての持論が綴られていました。

勇者とは、勇気を発揮できる環境に身を置くことのできた幸運な人を指す言葉である。
それは勇気を持った者の事ではない。なぜなら勇気を持たない男はいないのだから。
また、勇者とは”なる”ものではなく”なってしまう”、”選ばれてしまう”ものである。

さて、”選ばれてしまった”ことで発揮する勇気とは、果たして本人のものなのか。
それとも神の意志の代弁に過ぎないのか。


それは、異世界に召喚された才人に照らし合わせる事の出来る、とても意味ある言葉に感じますが、さて、”彼”はどのような答えを見せてくれるのか・・・それは決して遠い未来では無いのかと・・・。


大きく動き、またいくつもの未来を感じさせた今回の物語。
全てを終え、帰った先で待つのはどのような物語なのか。
さてさて、どうなるのかな・・・?



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