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終末なにしてますか?もう一度だけ会えますか? 1巻 感想

あらすじ

〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。
〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精のみ。
戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。

「誰が恋愛脳こじらせた自己犠牲大好きよ!」
「君らだ君ら!自覚ないのかよ自覚は!」

廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精(レプラカーン)と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。

次代の黄金妖精たちによる、新シリーズ開幕!


※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。

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著者 枯野 瑛(かれの あきら) イラストレーター ue(うえ)
感想

”物語”が変わってなお何かを伝えようとしてくる・・・・・・そんな世界に目を奪われてしまいましたね。
いや、本当にすごい作品だな、と・・・・・・。


五年前、エルピス国がもたらした災厄は、脅威に晒された三つの島の内、二つを消してしまうという悲劇をもたらしました。
「一人の人物が”勝手に”法を破った」と騒がれたその問題より先、しかし絶望は未だ形を為して人々を襲います。

そしてその内の一つ、大陸に放たれた《獣》の接近により、余命を宣告された38番浮遊島
三か月後に滅ぶと告げられたその島にて、護衛軍に所属する青年は一人在りました。


秘めた過去を胸に”前”を見据える青年、フェオドール・ジェスマン
――ほんっと、くだらないな――
誰かを”騙す”という行為に対し親和性を抱く「嘘つきの種族」餓鬼種でありながらも、人間族のような”徴無し”の姿である自身を忌み嫌う青年、フェオドール
一方で、その種族の特性ゆえの策謀立案能力、彼自身の人柄などから護衛軍の四位武官として慕われている彼は、ある日部隊に派遣された四人の少女たちの監督を務める事となります。
かつて”謎の兵器”を以て《獣》を撃退してきたと言われる第二師団所属の、一見すれば普通にしか見えない少女たち。
彼女たちの派遣に首を傾げながらも日々を共に過ごしていく矢先、その”真実”を知った時、青年の世界は色を変え始めました・・・・・・。



それは、五年前から変わることの無い”使命”。
唯一変化があったのは、力を振るう相手が違うこと。


かつての憧れに理想を追い求めた少女、ティアット・シバ・イグナレオ
――ちゃんと、見ておきたかったんだ。自分たちが、何のために命を遣うのか――


高い適正を持つ心優しき少女、ラキシュ・ニクス・セニオリス
――わたしたちはみんな、あのひとのことが大好きだった――


自由奔放で天真爛漫なムードメイカー、コロン・リン・プロガトリオ
――大丈夫、ヴィレムはこのくらいじゃ倒れなかった――


不思議な雰囲気を纏うミステリアスな少女、パニバル・ノク・カテナ
――何が言いたい、と聞いただろう。だから私は、言いたいことを話している――


クトリアイセアネフレンラーントルクノフト、そしてヴィレム
かつての戦士たちから次世代へ受け継がれ、幼き子供であった者たちが、此度戦場へと向かうこととなります。

愛を受けて育てられた彼女たちが抱くのは先代たちへの憧憬
かの偉人たちに近づくべく使命を果たそうと任に就くのですが、しかしどうしても捨てきる事の出来ない想いもありました。
それは、当然のようにあるはずの気持ち。
”死”か”生”か・・・・・・揺らぐ気持ちを抑えていた少女は、青年との出会いにより変化を余儀なくされていき・・・・・・。


――僕は決めたよ、妖精兵。――君たちの、邪魔をしてやる――


さて、今作は前作より五年の月日が経った後の世界が描かれていきます。
死にゆく乙女と、死んでいるはずだった男の出会い。
そんな彼らの生きざまを目に焼き付けた、四人の少女たちと、新たに登場した餓鬼種の青年の物語となるわけですが、前作とは異なるテイストで非常に印象深い作品となりました。

「世界の謎」が明かされ、一つの結末へと至ったヴィレム達の物語。
それに対するは、理想に殉じようとする少女たちと現実を生きる青年の「現代」を生きる物語。

世代を跨ぎ、”変わった世界”で何を見ようとしているのか、それはまだ見えぬ先の話・・・・・・。


そんな中で特に印象的だったのはフェオドールヴィレムクトリを「否定」する場面
彼自身もまた過去に痛みを持ちながら謎を秘めた人物なのですが、しかしその在り方は非常に好感が持てました。
善悪など決める事が難しい問題に対し、自身の意見を躊躇なくぶつけた彼の言葉がどう届くのか、今後に期待したいかと。

また、前作では「愚か」に綴られたエルピス国ですが、かの国にも正義があった事が語られたのは少し意外な話でした。
その一理あるとさえ思える理想を為せなかったこと、そしてその”顛末”など、いずれ語られるのでしょうが、その”真実”とは一体どのようなものだったのでしょうか・・・・・。


さて、再び動き出す”終わってしまった世界”の次なる物語。
「過去」がもたらしたものは希望か、それとも絶望か・・・・・・。
その答えを示すべく、彼と彼女たちの”世界”がどう広がっていくのか、期待したいと思います。

そして、「みんな」の今にも注目したいかと・・・・・・。


僕はもう二度と、誰とも約束はしない

五年前のあの日、そう決めたんだ



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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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“引用符”の使い方おかしいですよ。
”これ”だと
」かぎかっこ終わり」に挟まれているようなもん。

そしてこの記号は“引用符”なので、強調したい文につけるのも間違い。
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