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オーバーロード 10巻 謀略の統治者 感想

あらすじ

国王となったアインズは統治する魔導国を理想郷とすることを決意。
永遠に繁栄し、数多の種族がアインズに跪く世界。
その第一歩として、冒険者組合の強大化と冒険者の育成を目論んだアインズは帝国へと向かう。
一方、突如できた魔導国に戸惑う諸国の支配者たちも各々に対抗策を講じていた。

不滅の国に君臨する王となるべく行動を開始したアインズの一手が及ぼす影響とは――。
いよいよ新章開幕!


※基本的にネタバレが含まれるため、続きを読む際はご注意ください・・・。

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著者 丸山くがね(まるやま くがね) イラストレーター so-bin
感想

いや、面白かったです。
前回より一つの大きな区切りを経て「クライマックス」が過ぎ去ったのではないかとも考えていたのですが、それに勝るとも劣らない魅力を感じさせられました。
一国の王としてのアインズの動向、そして対する周辺国家の動きなどなど、様々な”流れ”が今後への期待感を盛り上げていく事となっていく今回の話・・・実に興味深かったな、と。


さて、それではまず”その後”の話から始めたいと思います。

戦死者18万人という前代未聞の被害をもたらした、かの”大虐殺”
多大な戦死者をもたらした大災害と言われるも、ただしかし生き延びた者たちもまた「無傷」というわけにはいきませんでした。

例えば、生還を果たしたレエブン候などは、そのあまりの光景に衝撃を受け国を去り・・・また”味方”であったはずの帝国騎士にしても心に傷を負い脱退申請が大量に届けられる、精神不安定者が続出する、など生死に問わず大きな爪痕を残す結果となりました。

そんな一方、王国の城塞都市エ・ランテルを占拠し、そこを中心に建国された新国、アインズ・ウール・ゴウン魔導国
他国からアンデッドに支配されたと認識を受け、惨劇すら想像されているはずの「最悪の国」では、しかし何事もない日々が送られていくこととなります。
厳密に言えば、根底には”恐怖”があり、住人たちがどんな風に暮らしていけばいいのか分からない「暗さ」があるのが現状なのですが、ただ、それらはおおよそ、アインズの「国創り」の影響がもたらすところにありました。

人間が、アンデッドが、ゴブリンが、リザードマンが、エルフが、トロールが・・・・・・様々な種族が共存できる”理想郷”を創る。

それは死を超越した人間ならざる者だからこその到達点であり、またかつて異形種が集った大切なギルドを思い返せるような、そんな”理想郷”。
そして、不老不死の自分たちだからこそ成せる永遠の楽園・・・・・・それこそがアインズの掲げる魔導国の方針であり、目指す国家としての形でした。


しかし、そんな彼の思想とは裏腹に、周辺国家は此度の件を未曽有の事態が起きたと慌てふためくこととなります。
戦争時に目の当たりにしたアインズの強大な力に抗う術を見出せず、対抗策を見いだせない各国。
同盟国を宣言してしまったバハルス帝国神を敬うスレイン法国、そして”侵略”された リ・エスティーゼ王国
中でも帝国の皇帝 ジルクニフは自身の言葉が”大虐殺”を引き起こしたとして周辺国、さらには部下からも信用を失ってしまい、立場上の問題からも追い詰められることとなりました。
こと頭脳の冴えは良く、幾多の場面でも手際はいいのですが、いかんせんタイミングが悪いというか・・・・・・ただ、そんな彼らとは別に、動き出す者たちもいるわけでして。


一方、そんな物語の傍らでアインズが価値を見出したのは、自身も所属していた「冒険者」の存在でした。
これまで「戦士」としての役割を担ってきた彼らに、「未知への探究者」としての役割を与えようとするアインズ。
その未来に向けた高き理想は、冒険者組合の会長であるアインザックにも感銘を与えるものがあり、当初は難しい関係にあった二人の間に、明確な主従関係が生まれ始めます。
そして、それは奇しくもアインズの求めた”一つの関係”へと変化を遂げ・・・・・・。



今巻、大きな動きを見せたものの一つとして【アインズの国創り】が挙げられますが、そこには多かれ少なかれ色々な”要素”を感じ取ることが出来ました。

例えば、新たな関係を築きつつあるアインザックらを中心とした”明るい”話もあれば、いま一つ読み切れない謀略を張り巡らす第三王女 ラナーの”不穏”な動きも見られます。
そう・・・ことラナー王女が一番怖いんですよね・・・・・・。

アルベドデミウルゴスが目をかけたラナー王女ナザリックに迎えようとしているアインズですが、どうにもそれが嫌な予感しかしないわけで。
恐らく現状で最もアインズが”凡人”であることを見抜ける存在、異常なまでの”智謀”を有するラナー王女ナザリックにもたらす”影響”が気になるとことですが・・・さてさて。


また、徐々に見え始める”異質”な存在。
今回、とある目的から帝国の闘技場で激しい戦いを繰り広げたアインズ
莫大なレベル差があるにも関わらず、帝国最強と名高い存在 八代目「武王」の多様な武技に翻弄される中、感じとったのはやはり武技の”異質”さについて。
かつてのクレマンティーヌの時も同様、実力差のあるアインズに対しダメージは与えられずとも攻撃を当てること、躱すことが出来る『武技』なる能力。
それはもしかしたら、自分たちのような”ユグドラシルプレイヤー”に対抗するべく編み出された技なのでは・・・・・・と疑問を抱く場面がありましたが、それは意外と間違っていないのではないかと感じます。
いたるところで”痕跡”が残されている事もそうですが、何と言っても「通用」しているところがそんな風に示唆しているように思えます。


それと、他に気になるのはその他の各国の動き。
【魔導陛下】【モモン】【吸血鬼】【ヤルダバオト】・・・・・・王国を中心として注目されている四つの異常戦力ですが、それに対してのアクションが気になるところです。
”機能”していない王国帝国、動けずにいる法国の他、竜王国都市国家連合聖王国など、魔導国の建国の件も含めどう感じているのか。
また、アインズの次なる目的地、ドワーフの王国はどのような状況になっているのか・・・その辺りが今後を左右する要因となると思うのですが。


と、今回はこんなところでしょうか。

一つの区切りを経て新たな章へと突入した物語。
ジルクニフ皇帝の下した”決断”の行方や、闘技場で見せたアインズの衝撃の”新技”
他にもスレイン法国漆黒聖典の動向や、アルベドの思惑などなど、幾多もの”思い”が混じわりゆく今後の展開にも注目かと。

そして、ドワーフの国で”それ”を見つけることが出来るのか・・・さて、どうなる?




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No title

自分も10巻読みました。
ただ、10巻の3章辺りで
アインズ様がアルベドにキスして暫くたった後
アルベドがアインズ様の事「モモンガ様」と呼んでます

一瞬・・・あれ?アインズ様って名前変えたよな?なんで「モモンガ」に戻ってるんだ?

と・・ちょい不思議に思いました。

Re: No title

コメントありがとうございます。

確かに印象に残る場面でしたが、私の中では彼女の”素”が出ただけだと捉えています。
また、もしより深く切り込むのであれば、アルベドが忠義を尽くしているのは「モモンガ」であり「アインズ」ではないことを示唆しているとも取れます。

・・・うん、まぁ、歓喜していたぐらいですし、素なんでしょうきっと。(笑)


> 自分も10巻読みました。
> ただ、10巻の3章辺りで
> アインズ様がアルベドにキスして暫くたった後
> アルベドがアインズ様の事「モモンガ様」と呼んでます
>
> 一瞬・・・あれ?アインズ様って名前変えたよな?なんで「モモンガ」に戻ってるんだ?
>
> と・・ちょい不思議に思いました。

No title

コメント失礼します。

王女ラナーが一番怖いとのことですが、この作品は頭のいい奴ほど深みにはまるという状況を楽しむ作品でもあるのでその心配は多分いらないと思いますw

個人的には9巻で少しだけ出てきた竜王国が今後どう絡んでくるのか非常に気になります(竜や竜王関係はギルドのプレイヤーのことを詳しく知ってそうなので)

Re: No title

コメントありがとうございます。

心配しすぎかなぁ・・・。(笑)

竜王国・・・確かに気になりますが、私的には「プレイヤー」関係でみるのであれば《青の薔薇》のラキュースの方に目が向きます。
『不可思議な言動』や『れべるあっぷ』なんかはやっぱり・・・・・・ねぇ。(笑)


> コメント失礼します。
>
> 王女ラナーが一番怖いとのことですが、この作品は頭のいい奴ほど深みにはまるという状況を楽しむ作品でもあるのでその心配は多分いらないと思いますw
>
> 個人的には9巻で少しだけ出てきた竜王国が今後どう絡んでくるのか非常に気になります(竜や竜王関係はギルドのプレイヤーのことを詳しく知ってそうなので)
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